こういうこともあったんだろうなぁと考えさせられました…
■【蛙の遠めがね】石井英夫 気高き戦場の慰安婦たち
いわゆる「従軍慰安婦」問題で、こんどはヨーロッパが騒ごうとしているらしい。日本政府への謝罪要求決議は、この7月の米下院採決を皮切りに、11月はオランダ、カナダ両下院と続いた。そしていま欧州議会も謝罪要求の動きが活発になっているようだ。
やれやれ。こうした反日的な政治運動は、一切これを無視するのが最良の対応だという見方がある。たぶんそうだろう。
しかしこんな時だから、日本人のなかには慰安婦をこういう目で見ていたものもいたということを知ってもらいたい。こんな時だからこそ、こういう視点を持つ兵士もいたという事実を知らせてやりたいと思う。
その視点とは、「戦場慰安婦は気高い存在だった。兵隊はこの女性たちのおかげで人間性が浄化された」という底辺の兵士だった作家・伊藤桂一氏の証言である。近刊『若き世代に語る日中戦争』(文春新書)で、伊藤さんはそう語っている。
■□■
伊藤さんは三重県生まれのことし90歳。日中戦争で中国大陸を転戦し、昭和36年『蛍の河』で直木賞を受賞した。戦争を舞台にした『静かなノモンハン』や『雲と植物の世界』など多くの戦記文学を書いている。本書は「日本はダメなくにではないことを、若者たちに伝えたい」という一心で、戦後生まれの女性ジャーナリスト・野田明美さんを聞き手に、日中戦争の実相を語ったものだった。
戦場慰安婦(と伊藤さんは呼ぶ。そもそも従軍慰安婦というものは存在しなかった)のくだりは、大要次のようだ。
「(慰安婦問題が騒がれる)根本には、娼婦(しょうふ)を醜業、賤業(せんぎょう)と見る見方があるようにも思えます。だから強制連行されたことにしないとまずいのかもしれない。…たとえ一晩だけの付き合いでも、兵隊と慰安婦が互いに敬意と親しみを感じる、そういうことがざらにあったんです。兵隊は戦闘で明日には死んでしまうかもしれない。そんななかで、喜びと悲しみを分かちあってくれたのが彼女たちだった」
「兵隊と慰安婦が意気投合して一緒に逃げたりすることもありましたが、そういうときはたいがい中国女性でした。中国の女性は日本兵になじまないけれど、一度なじむと一切を賭ける。その点、朝鮮の女性は献身的だけど、日本兵に芯(しん)から溺(おぼ)れることはなかったですね。お金を稼いで、その後、結婚するというのが彼女たちのほとんどの夢でした」
「戦場慰安婦というのは兵隊と同じ。兵隊の仲間なんです。本当に大事な存在だったんですね。…兵隊たちは黙って働き、多くは黙って死にました。慰安婦たちは悲劇的な不条理のなかで生きたし、兵隊たちももっと不条理のなかで生き、死んでいかなければならなかった。だからお互い心が通い合うこともあった。彼女たちとの思い出を胸に死んでいった兵隊もある」
■□■
伊藤さんは「今の人には到底分かってもらえない気持ちかもしれないが、そういう兵隊たちに代わってあえて慰安婦賛美論をのべた」と語っている。とりわけ若い女性の理解を得るのは難しいだろう。しかしここには確かな戦争の一真実がある。
ソース・MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/china/071217/chn0712170820000-n1.htm
伊藤氏が語っていることは、戦地で兵隊として生きた人が実体験として語った内容で、ものすごくリアリティを感じる。
確かに、「いつ死ぬかもしれない」という極限状態の中で体だけではなく心を通じ合わせた兵隊と慰安婦もいっぱいいたんだろうな。
慰安婦問題で日本の責任を追及している人達の、
「日本軍による性的奴隷確保のために女性を強制的に連行した稀にみるおぞましい人権蹂躙事件」
という主張を聞いていつも思うのだが、そもそも現代の価値観や共通認識(「人権重視」とか「性差別反対」とか)を持ち出してその尺度で60年以上も前のことを非難するのは、オカシイと思うしあまり意味のないことだと思う。
※「誰が強制的に連行したのか」というこの問題の「肝」は置いておくにしてもね…
それから、伊藤氏が語っている
「根本には、娼婦(しょうふ)を醜業、賤業(せんぎょう)と見る見方があるようにも思えます。だから強制連行されたことにしないとまずいのかもしれない」
という主張も当たっているんでしょう。
人間の心は残念ながら弱い。様々な偏見や差別に打ち勝つことは相当に困難なことなんだと思う。
慰安婦の中には本人の意向に反して様々な理由で戦地に向かった人もいただろうが、その過去を正当化するために事実を捏造して日本政府を非難していたとしてもある意味仕方ないことなのかもしれない…。
しかし、心を通わせた慰安婦の女性のことを想い戦死していった兵士達がその数十年後に「日本軍に強制連行された!」「日本政府は謝罪し補償せよ!」と叫ぶ姿を見てどのように思うのだろうか?
悲しむことは想像に難くない…
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■【蛙の遠めがね】石井英夫 気高き戦場の慰安婦たち
いわゆる「従軍慰安婦」問題で、こんどはヨーロッパが騒ごうとしているらしい。日本政府への謝罪要求決議は、この7月の米下院採決を皮切りに、11月はオランダ、カナダ両下院と続いた。そしていま欧州議会も謝罪要求の動きが活発になっているようだ。
やれやれ。こうした反日的な政治運動は、一切これを無視するのが最良の対応だという見方がある。たぶんそうだろう。
しかしこんな時だから、日本人のなかには慰安婦をこういう目で見ていたものもいたということを知ってもらいたい。こんな時だからこそ、こういう視点を持つ兵士もいたという事実を知らせてやりたいと思う。
その視点とは、「戦場慰安婦は気高い存在だった。兵隊はこの女性たちのおかげで人間性が浄化された」という底辺の兵士だった作家・伊藤桂一氏の証言である。近刊『若き世代に語る日中戦争』(文春新書)で、伊藤さんはそう語っている。
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伊藤さんは三重県生まれのことし90歳。日中戦争で中国大陸を転戦し、昭和36年『蛍の河』で直木賞を受賞した。戦争を舞台にした『静かなノモンハン』や『雲と植物の世界』など多くの戦記文学を書いている。本書は「日本はダメなくにではないことを、若者たちに伝えたい」という一心で、戦後生まれの女性ジャーナリスト・野田明美さんを聞き手に、日中戦争の実相を語ったものだった。
戦場慰安婦(と伊藤さんは呼ぶ。そもそも従軍慰安婦というものは存在しなかった)のくだりは、大要次のようだ。
「(慰安婦問題が騒がれる)根本には、娼婦(しょうふ)を醜業、賤業(せんぎょう)と見る見方があるようにも思えます。だから強制連行されたことにしないとまずいのかもしれない。…たとえ一晩だけの付き合いでも、兵隊と慰安婦が互いに敬意と親しみを感じる、そういうことがざらにあったんです。兵隊は戦闘で明日には死んでしまうかもしれない。そんななかで、喜びと悲しみを分かちあってくれたのが彼女たちだった」
「兵隊と慰安婦が意気投合して一緒に逃げたりすることもありましたが、そういうときはたいがい中国女性でした。中国の女性は日本兵になじまないけれど、一度なじむと一切を賭ける。その点、朝鮮の女性は献身的だけど、日本兵に芯(しん)から溺(おぼ)れることはなかったですね。お金を稼いで、その後、結婚するというのが彼女たちのほとんどの夢でした」
「戦場慰安婦というのは兵隊と同じ。兵隊の仲間なんです。本当に大事な存在だったんですね。…兵隊たちは黙って働き、多くは黙って死にました。慰安婦たちは悲劇的な不条理のなかで生きたし、兵隊たちももっと不条理のなかで生き、死んでいかなければならなかった。だからお互い心が通い合うこともあった。彼女たちとの思い出を胸に死んでいった兵隊もある」
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伊藤さんは「今の人には到底分かってもらえない気持ちかもしれないが、そういう兵隊たちに代わってあえて慰安婦賛美論をのべた」と語っている。とりわけ若い女性の理解を得るのは難しいだろう。しかしここには確かな戦争の一真実がある。
ソース・MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/china/071217/chn0712170820000-n1.htm
伊藤氏が語っていることは、戦地で兵隊として生きた人が実体験として語った内容で、ものすごくリアリティを感じる。
確かに、「いつ死ぬかもしれない」という極限状態の中で体だけではなく心を通じ合わせた兵隊と慰安婦もいっぱいいたんだろうな。
慰安婦問題で日本の責任を追及している人達の、
「日本軍による性的奴隷確保のために女性を強制的に連行した稀にみるおぞましい人権蹂躙事件」
という主張を聞いていつも思うのだが、そもそも現代の価値観や共通認識(「人権重視」とか「性差別反対」とか)を持ち出してその尺度で60年以上も前のことを非難するのは、オカシイと思うしあまり意味のないことだと思う。
※「誰が強制的に連行したのか」というこの問題の「肝」は置いておくにしてもね…
それから、伊藤氏が語っている
「根本には、娼婦(しょうふ)を醜業、賤業(せんぎょう)と見る見方があるようにも思えます。だから強制連行されたことにしないとまずいのかもしれない」
という主張も当たっているんでしょう。
人間の心は残念ながら弱い。様々な偏見や差別に打ち勝つことは相当に困難なことなんだと思う。
慰安婦の中には本人の意向に反して様々な理由で戦地に向かった人もいただろうが、その過去を正当化するために事実を捏造して日本政府を非難していたとしてもある意味仕方ないことなのかもしれない…。
しかし、心を通わせた慰安婦の女性のことを想い戦死していった兵士達がその数十年後に「日本軍に強制連行された!」「日本政府は謝罪し補償せよ!」と叫ぶ姿を見てどのように思うのだろうか?
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